こんにちは!
突然ですがみなさんは英語資格の試験を受けてみようと思ったことはありますか?
英語の資格について調べてみると、文部科学省公認のものから民間の資格まで数多くの資格が存在するのでどの資格を取ったらいいのか悩んでしまう人もいるのではないでしょうか。
これから英語の資格を取ってみたいと考えている方や海外の大学を目指そうと思っている方もいると思います。
そんな方の役に立つ情報を発信できればと、そんな思いで今回は数多く存在する英語資格試験の中から主要7つの資格の種類と概要を比較していこうと思います!
まず、資格をとるにあたって1番大事になってくるのが“目的”です。
とにかく資格をとるのが好き!なんでもいいからとにかく資格を取りたい!と言ういわゆる、資格マニアの人であれば目的を持たずとにかく片っ端から試験を受けていくのも良いと思います。
ですが、正直アメリカやイギリスの大学を目指しているのに、ひたすら英検(実用英語検定試)を受けていても時間とお金の無駄になってしまいますよね。
そこで今回こちらでは主要7つの英語資格試験の中から、第1段として英検(実用英語検定試験)の概要や特徴、どんな人に向いているのかなどを級ごとにまとめていこうと思うので、ぜひ参考にしてみてください。
また、残りの6つの資格試験については順次アップしていこうと思っているのでしばしお待ちを…^^
英検(実用英語検定試験)
実施団体
公益財団法人日本英語検定協会
特徴
英語検定試験は文部科学省が公認している試験なので認知度も信頼度も高く年間通して受験者が多いのが特徴。
試験回数
年3回(CTBは毎月実施。検定回ごとに1度のみ受験が可能。)
会場数
本会場230都市400会場+準会場17,000会場(海外や離島を含む)
級
5〜1級までの7段階あり中学初級程度から大学上級程度までで段階分けされているので自分にあった級を選んで受験することが出来る。
出題形式
試験内容はどの級も4技能を測っていく内容となっており、3級からは面接が入って来ます。
5〜4級
📖reading(読む)
📝writing(筆記)
🎧listening(聞く)
🎤speaking(録音形式のスピーキング)
3〜1級
📖reading(読む)
📝writing(筆記)
🎧listening(聞く)
🗣面接(対話)
また、回答用紙の記入方法は3〜1級のwriting(筆記)試験を除いて一次・二次ともにマークシートへの記入となります。
㊟回答の際、サインペン・ボールペン・万年筆などを使用すると無効になってしまうので注意が必要です!
推奨目安と出題目安
5級 中学初級程度
英語学習を始めたばかりの人が初めに目標とする級。
家族や趣味など身近なことや物についての主題が多く英語の基礎を固める為に最適。
4級 中学中級程度
より実用的になるので基礎を伸ばすための目標とする級。
身近な話題を題材とした読解問題が加わり基礎を伸ばすのに最適。
3級 中学卒業程度
中学卒業レベルを目指す方が目標とする級。
海外の文化など、5〜4級で身近なことやものだったのに比べ少し視野が広がる。
凖2級 高校中級程度
高校卒業段階の英語力を目指す方が目標とする級。
教育や科学を題材とした内容で長文の穴埋め問題が加わる。大学入試対策にも最適。
2級 高校卒業程度
海外留学、国内での入試優遇、単位認定やビジネスシーンでの履歴書などで英語力をアピールしたい方が目標とする級。
医療やテクノロジーを題材とした内容の読解力が求められライティングが加わる。
凖1級 大学中級程度
実際に使える英語力の証明を目標とする人が目指す級。
エッセイ形式の実践的な英作文の問題が出題されます。
1級 大学上級程度
海外で活躍できるレベルを目指す人が目標とする級。
英語の知識のみでなく相手に伝える発信力と対応力を求められる。
試験ではスピーチが加わりその内容への質問がなされる。
各級の試験内容と過去問
英検公式HPに過去問があったので下記から参考にしてみてください。
【 https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/ 】
受験料
試験料金は本会場・準会場ともに級によって異なります。
また、2020年より本会場での検定料金の改定が行われていますのでご注意を。
《本会場の検定料》
・5級 3,000円→3,000円
・4級 3,600円→3,600円
・3級 4,900円→5,900円
・凖2級 5,900円→6,900円
・2級 6,500円→7,400円
・凖1級 7,600円→8,400円
・1級 9,500円→10,300円
※海外本会場の検定料は国内とは異なります。
《準会場の検定料》
・5級 2,000円
・4級 2,600円
・3級 3,900円
・凖2級 4,900円
・2級 5,500円
・凖1級 ー
・1級 ー
※検定料は税込み
※1級、準1級は本会場のみ
※一次試験免除者も同額
※海外準会場の検定料は国内とは異なります。
一次試験免除
1~3級の試験に合格し2次試験を棄権するか不合格となった場合
次回以降の申し込み時に一次試験免除申請をすると2次試験から受験することが可能となるシステム。
㊟免除可能期間は1年間と定められているので要注意!
メリット
高校や大学入試では優遇制度を設けているところもあるので、特に学生の場合英検を受けるメリットが大きいと言えるのではないでしょうか。
学生でなくても英検凖1級・1級ではTOEICより難易度の高い語彙力を要する問題が出題されるので会社によってはTOEICより重要視される場合もあります。よって2級以上であれば就職の際にも英語力のアピールになるので試験を受けて損はないと言えるでしょう。
英検CBTってなに?
特徴
2020年から可能になったコンピュータによる受験方法で、4技能を1日で全て受験可能にするシステムのこと。
同じ検定回に最大4つの級を受験することができ、問題構成は通常の英検と同じで4技能のスコアに基づき合否が決まります。
英検CBT試験回数
毎週土曜日
(検定回が年3回に分かれており、1検定回ごとに各級を1度のみ受験することが可能)
英検CBT会場数
全国47都道府県全84エリアで実施
(各都道府県に1カ所以上のテストセンターを設置)
英検CBTの出題形式
📖reading(読む) 選択肢をクリックして解答
📝writing(筆記) キーボードで英文を入力
🎧listening(聞く) ヘッドセットで音声を聞き、選択肢をクリックして解答
🎤speaking(話す) ヘッドセットを使用して音声を聞き取りマイクに発話(録音式)
英検CBT受験料
・3級 4,900円
・凖2級 5,900円
・2級 6,400円
・凖1級 7,400円
英検CBTのメリット
全国47都道府県全84エリアで実施されているので遠方から試験を受けにいく必要がなく毎週土日に実施しているので1年中いつでも申し込みが可能。
申し込みから受験票の受け取り、合否確認まで全てコンピュータで完結。
また、英検と英検CBTの併願が可能なので単純に受験のチャンスが増えます。
ここまで実用英語検定試験についてまとめてみましたが、実用英語検定試験に興味を持って頂けましたか?
興味はあるけど実際に普段の生活場面を想定して自分の英語力がどのくらいなのか知りたい!
または英検以外の試験を受けてみたい!と言う方の為に次回は『ケンブリッジ英語検定』についてまとめていこうと思います!
そちらも参考に比較してみてください^^