今回は英語学習をする上で、楽しく続けられLeading力や語彙力を
アップさせるのに効果的な『多読』についてご紹介していこうと思います。
突然ですが、みなさんは『多読』を英語でなんと言うか分かりますか?
せっかくなのでこの際、一緒に覚えて語彙数を増やしましょう!^^
Let’s thinking!
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ヒント:○○○○○○○○○ reading
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正解は…
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『extensive reading(エクステンシヴ リーディング)』 と言います。
どうでしたか?
答えられたでしょうか?
初めて目にした方はこれを機に覚えていってください^^
では、ここからは多読学習についてみていきましょう。
多読・精読って何?どちらにどんな効果があるの?
英語の学習をしている方なら1度は【多読学習】・【精読学習】という
言葉を耳にした事があるのではないでしょうか。
聞いたことはあるけれど、よくわからないという方の為に
ここでは多読と精読の違いや特徴をご紹介していこうと思います。
📚📚 多読 📚📚
これは読んで字のごとく沢山読書をする事で英文を読むことに慣れ、
単語をインプットし語彙を習得したりリーディングスキルの向上
(読むことに慣れる)を図る学習方法。
つまり多読は“量”を得る学習方法になります。
📖 精読 📖
こちらは多読の“量”を得る学習方法に対して、文章をじっくり読み
単語1つ1つの意味を深く理解する。
そして、ニュアンスの違いや言い回しの違いを発見しながら
知らない言葉を見つけ調べインプットする。この作業を繰り返す事で
単語力・文法力・理解力の向上を図る学習方法になります。
つまり精読は“質”を図る学習方法になります。
学習方法
学習方法はそれぞれ異なり、準備する本のレベルも異なってくるので
詳しく見ていきましょう。
📚📚 多読学習法 📚📚
まず、多読学習を始める前に、薄くてもいいので
自分が興味のある物や事に関する英語の本を用意します。
これは教科書のように勉強要素の濃い物でなくて構いません。
まずは、きちんと読み進められる程度の簡単な単語が並んでいる
難易度の低いものを準備することをお勧めします。
難易度の低いものを準備する理由としては、多読中に分からない単語を
わざわざ辞書を使って調べたり、内容を深く理解しようとしなくて良いようにする為です。 多読はあくまでも沢山英語の文章を読んで英文に慣れることを
目的としているので、読めない・理解のできない単語があった場合でも
わざわざ読むことを止め、辞書をき、その言葉の意味を理解しようとせず、
読めない・理解できない言葉があった場合はその部分を飛ばしたり、
可能であれば推測をしたりしてどんどん読み進めていきます。
そうすることで内容を完全に理解できなくても大まかにざっくりと英語のまま理解できるようになっていくことを目的としている為です。
📖 精読学習法 📖
精読の場合、多読とは反対に難易度の少し高い本を準備します。
多読に比べ読む本の量が少なくなります。
準備する本の難易度を上げ、読む量が少なくなる理由としては、
精読は多読とは違い読めない・理解できない単語に出会ったら、その都度
辞書を使って単語の意味や文法の構造などを調べ、きちんと理解ができてから次の文章を読み進めていく為、です。
また、精読学習法の場合、文法構造や単語の意味を理解する為に
読んだ文章を一度日本語に翻訳し完璧に内容を理解することを
目的としている為、少し難易度を上げ読む本の量を減らします。
多読学習にお勧めの書籍
Ladder Series(ラダーシリーズ)
IBCパブリッシング株式会社より出版されている日本人向けに作られた
英語多読学習ようの教材で、使用する語彙や単語数によって
本のレベルが1〜5段階に分けられます。
例えばレベル1の本だと中学校で学習する単語 約1000語が収録されていて
レベル5になると語彙制限がなくなるのでレベル1に比べ難易度がぐっと上がります。 また、本のジャンルは幅が広く子供から大人まで利用できるのが
大きな特徴です。
私には小学生の子供がいるのですが、レベル1のPeter Pan(ピーターパン)を実際に持っており何度も繰り返し読んでいました。
この物語に関しては映画や絵本などで1度は目にした事があり、
内容を理解していることもあって小学生の子供であっても
英語学習超初心者でなければ容易に理解ができる内容となっています。
本のサイズも177mm×110mmと漫画より少し大きいくらいのサイズで
漫画に比べてかなり薄いので持ち歩きにも便利です。
ちょっとしたお出かけの際に1・2冊持って出掛けると、
待ち時間が発生した時など時間を潰しながら多読学習もできて一石二鳥。
海外文学や世界文学、ノンフィクションや児童文学まで幅広く
展開されているので多読学習にはとてもお勧めです。
【 https://ibcpub.co.jp/ladder/ 】
Ladder(ラダー)とは“はしご”と言う意味で梯子を一段ずつ登るようにステップアップしよう!という意味なんだそう。
Graded Readers(グレーデッド・リーダーズ)
『Ladder Series』が日本人向けに出版されているのに対して
『Graded Readers』はオックスフォード大学出版局(英語圏の出版社)より
出版されている多読学習ようの教材で使用する語彙や単語数によって
本のレベルがスターター/レベル0〜レベル7の段階に分けられます。
500以上のラインナップの中から自身の興味のあるものや英語力に合わせて書籍を選ぶ事ができるのでこちらも、とてもお勧めです。
『Ladder Series』に比べ取扱書店が少ないのが難点。
大型書店以外での取り扱いが極端に少ない為、
ネット書店を活用することをお勧めします。
今回は多読学習についてまとめてきましたがいかがでした?
これを機に多読学習を取り入れ、英文を読むことに慣れていきませんか?^^