副詞は名詞以外の全ての要素を修飾できる非常に便利な単語です。副詞を使いこなすことで表現できる英語の幅が格段に増えることは間違いありません。
副詞の中でも重要な「程度」について詳しく解説していきます。
副詞の基本的なルール・使い方についてはこちらの記事を参照ください。
「程度」を表現する副詞とは?
そんな副詞の中でも特に非常に頻繁に用いられるのが、「程度」を表現する副詞です。
日本語でもよく言いますよね?
とても良い!
めっちゃ良い!
非常に良い!
など多くの似た意味を持つ表現があります。
英語にも数多くの程度を表現する副詞があり、さらにネイティブはそれぞれの微妙なニュアンスの違いを程度の強さごとに使い分けています。
強調度合いの違いをしっかり理解することで、ネイティブともより意思疎通をし合うことができます。
very (とても)
おそらく大半の人が「とても」という強調表現と言えば、veryを真っ先に連想するでしょう。
もちろんネイティブの人も使う表現です。
強調表現は本当に発する機会が多いので、あらゆるバリエーションを覚えておいて損はないでしょう。
実はveryより強い強調表現がたくさんありますので、紹介していきます。
quite (かなり)
Veryよりも強い強調で、「かなり」といったニュアンスがあります。
非常に便利な表現です。あらゆる意味合いの文章で使用できるので、日常表現でもかなり使用されています。
really
quiteよりも強い強調で、「本当に」といったニュアンスがあります。
reallyの単語自体はほとんどの日本人が知っているでしょう。但し使い方は、相手は何かを言ったときに発する「本当に?」の認識が多かったと思います。
日本語でも実際に「本当に大きい」などといった表現をするように、このreallyも強調表現として用いられます。Reallyは他の表現に比べやや発音しにくいこともあり、わりと強く言いたいときにわざわざ使用されます。
so (とても/非常に)
強調表現でveryと並ぶ2大知名度を誇るsoです。
日本人でも気軽にsoを使用する人は多いですが、実はかなり強い意味を持っています。Veryよりはだいぶ強い強調の意を持っています。reallyよりも強いです。
感情を乗せやすい表現なので、テンション上がっているときの誇張にも良く使われます。
口頭においては、もっと強調したいとき、sooooooooooooooのようにかなり伸ばして表現されることもあります。
absolutely (絶対に)
もっとも強調度合いが高い表現がabsolutelyです。
Absolutelyは一般的に、確信の意味を持った受け答えで使用されることが多いです。
~~ですよね? → 絶対にそうだよ! みたいな感じで!
「絶対に」ということで、非常に強い強調の意味を持っており、修飾語としてもそのまま利用できます。かなり強く思っているんだなということは伝わりやすいです。
too (~すぎる)
Absolutelyが1番強いとは述べましたが、実は強度で言うと、tooの方がより強いです。
但し、tooは「~すぎる」といったネガティブな意味の表現となります。
I ate too much!「食べ過ぎた!」みたいな適量の範囲を行き過ぎたようなニュアンスになります。
使い方には気をつけましょう。
pretty (かなり)
最後に、veryよりも強調度合いがやや下がる表現を紹介します。
prettyも「かなり」という意味で、quiteに意味は近いですが、強調度合いはそこまで強くないです。
カジュアルな表現として口語で頻繁に使用されます。
意味が強くない分より一層、気軽に使いやすいといった感じで、ネイティブの友人同士の会話でもよく登場する単語です。
細かなニュアンスの違いを持つ英語での強調表現について解説してみました!
使用する頻度が高い強調表現をバラエティ豊かに使いこなして、ネイティブともより繊細なやりとりができるようになることでしょう。