「読み書きはできるけど、話せない」
「言っていることはなんとなくわかるけれど、返すことができない」
英語を学習する中で、ほとんどの方がこの壁に当たると思います。周りが話している中で発言のタイミングを逃してしまうと、その時間が全部苦痛になってしまいますよね。せっかく英語を話す機会で、そんな気まずい気持ちにならないためには、とにかく「相槌で会話に参加する」ことだと思います。相手が言っていることに対して賛同したり質問を投げかけたりすれば、相手も安心して話すことができますし、自分より長い間話してくれるのでその間に自分が言いたいことを頭の中で組み立てることができます。今回は、会話の中で使える相槌を紹介します。
1:同意
Yes.
Right.
Sure.
「うんうん」「そうですね」と相手が話していることに同意を示す際に使えます。
That’s true.
True.
Exactly.
「本当にそうですね」「その通りです」と認めるフレーズです。「True.」は、関西弁で言う「ほんまそれ」といった感じです。
I think so.
I agree.
「私もそう思います」と相手の意見に賛同する言葉です。
2:聞き返す
Are you?
Do you?
相手が言ったことに対して、「そうなの?」と聞き返すとき、気軽に使えます。
“Actually I play the guitar.” 「実はギターが弾けます。」
“Do you? I didn’t know that!” 「え、そうなの?知らなかった!」
One more time, please?
「もう一度お願いできますか」
一度で聞き取れなかったら、正直に言ってみましょう。わかっているふりをしても、すぐに会話についていけなくなります。
Really?
「本当?」
カジュアルにどんなシチュエーションでも使えます。
3:否定
I don’t think so.
「そうは思いません。」
No way!
「ありえない!」というニュアンスです。少し強い表現になるのでシチュエーションに注意してください。
4:同情
I’m sorry to hear that.
「お気の毒です。」
少しかしこまった言い方です。お悔やみを伝えるときにも使えます。もっとカジュアルなシーンでは、”That’s not good”「それはよくないね」が使われます。
Tell me about it.
「わかります。」
直訳すると変ですが、わざわざ言わなくてもわかるよ、といったニュアンスです。
“That girl is so mean!” 「あの子って、ほんとにいじわる!」
“Tell me about it.” 「わかってるよ。」
5:賞賛
Amazing!
You are great!
It’s fantastic!
「すごーい!」と相手を褒める表現です。テンションが伴っていないと本当に思っているのかな、と不審がられるので普通な場合は ”Good.” や ”Pretty.” で対応してください。
6:驚き
Are you serious?
「それ、本気?」
You are kidding!
「冗談でしょう?」
相手の冗談や、信じがたい話に対して使えるフレーズです。
7:誘いを受ける
Sure.
「もちろん!」
相手の誘いに対して喜んで応えるときには、”Yes”より”Sure”の方が気持ちが伝わりやすいです。
“Let’s go shopping tomorrow.” 「明日買い物に行こうよ。」
“Sure!” 「もちろん!」
I’m in.
「参加します。」
こちらも直訳すると少し変ですが、よく使われます。
“We will have a BBQ party this weekend. Would you come?”
「週末にバーベキューするんだけど、来ない?」
“Sounds fun! I’m in.”
「楽しそうですね!参加します。」
Thank you for your invitation.
「招待ありがとう。」
少し丁寧な言い方です。フォーマルな場でも使えます。
8:誘いを断る
I’m sorry but I can’t go. I have a test tomorrow.
「残念ながら行けません。明日テストがあるので。」
That’s very tempting but no thanks.
「魅力的ですが、遠慮します。」
ただ断るだけでなく、理由を伝えたり、ねぎらいの言葉を添えると好印象です。
以上、8つの項目で相槌を紹介しました。英語での会話に慣れるには、とにかく場数を踏むことです。会話が続いたときはやはり楽しいですし、達成感もあります。小さい成功体験を積み重ねていくと自然と自信もついてきますので、苦手意識のある方はまず相槌をうつことから会話に参加してみてはいかがでしょうか。