英語で分からないと表現するとき、I don’t knowだけで終わらせていませんか?
もちろん伝えたいことは伝わりますが、ネイティブからするとあまり良い気はしません。
より気持ちよくスムーズに英会話ができるように、より適確な「分かりません」の表現をマスターしましょう。
I don’t knowは実は無愛想!?
何かを聞かれ、分からないと返答する際の、I don’t knowはもちろん文法的には間違いはないです。
ですが、「そんなの知るか!」のような投げやりなニュアンスに聞こえてしまい、素っ気なく感じられることが多々あります。中には不愉快に感じる人もいるほどです。
この人考える気もないなというように捉えられてしまいます。
かなり親しく信頼関係が構築されている関係では、I don’t knowだけで終わらしても問題はありませんが、初対面の人や目上の人に対しては避ける必要がある表現です。
I don’t knowだけで終わらなさないこと
I don’t know自体は間違いではなく、素っ気なさすぎるということが問題なので、もう少し丁寧に文章をつけ加えてあげましょう。
I’m sorry I don’t know (すみませんが分かりません)
I’m afraid I don’t know (残念ながら知りません)
のような表現を使えば、かなり丁寧になり印象が大きく変わります。文章にすると煩わしく感じるかもしれませんが自然とこの表現が出るように習慣づけておきましょう。
またはI don’t knowの後にしっかり文章を続け、何が分からないのか明確にしましょう。
I don’t know what it is. (それが何なのか分からないです。)
I don’t know if ○○. (~かどうか分からないです。)
ここまでしっかり言っておけば無愛想とも、失礼ともなりません。
より自然な「分からない」フレーズ
I’m not sure
は非常に便利で、かなり自然なフレーズです。
Sureは確信しているという意味で、直訳すると確信はないという意味になります。ニュアンス的には「ちょっと分からないな~」みたいな感じになり、ゆるめに分からないということを主張するやや遠回しな表現となります。
また何かを多少知っているけど、自信を持っては言えない時は、
I’m not sure、but (確信はないけど、、)
というような言い出しもよく行われます。
全然分からないと強調して表現する
「分からない」をもっと強く表現して、「全然分からない!」と伝える場合の表現を紹介します。
もっとも多く使われる表現がこれです。
I have no idea.(さっぱり分からない。)
直訳すると1つのアイデアもない。つまり、まったく分からないという意味になります。
カジュアルな関係同士では、
No idea
だけで終わらせられることもしばしばあります。
I don’t know anything about~(〜のことは全然知らない)
といった表現も分からないということを強調した際に良く使われる表現です。
理解ができずに、わからないとき
これまで紹介した「分からない」のシチュエーションは、「知らないから分からない」場合に使用できる表現でした。
知識的に知らないから分からないのではなく、今相手の説明を受けて理解ができずに、分からないといった主張をするシーンもあると思います。
その場合は
I don’t understand it.(分からない・理解できない)
I don’t get it. (分からない・理解できない)
といった表現を用いましょう。両者に意味の違いはありませんが、I don’t get it.の方がよりカジュアルな場面では用いられます。
伝えたいニュアンス別に、「分からない」の表現方法をいくつかまとめてみました。
あらゆるパターンで様々なバリエーションの返答ができるようにしておきましょう!