こんにちは。
前回まで2回にわたって年齢による“子ども”の表現の仕方や、それらにまつわる“○○期”についてご紹介して来ましたが、目は通していただけましたか?
自由に海外を行き来できなくなって早いもので2年になろうとしています。
渡航ができるようになったらすぐにでも留学をしたい!と考えていたり、家族での移住を考えているという人も少なくないのではないでしょうか?
そこで今回は、前回までにご紹介した“子ども”達のための教育機関である
・保育園・
・幼稚園・
・小学校・
・学童・
・中学校・
・高校・
・大学・
・短大・
・専門学校・
について英語ではどのように表現するのかをご紹介していこうと思います。
保育園/幼稚園
保育園や幼稚園と言いっても日本とは学校の仕組みが違うことが多くあり、年齢によって通う教育機関が異なり、日本では保育園/幼稚園のどちらかの機関へ年齢や親の都合によって通う機関を選び入所しますが、海外では日本で言う、『保育園/幼稚園』の年齢では通える機関が3つあるんです。
見ていきましょう。
~Nursery / Daycare~
“Nursery(ナーサリー):イギリス / Daycare(デイケア):アメリカ”は働く親のために朝早くから夕方遅い時間まで預かってくれ、日本の保育園同様に月齢の低い頃から受け入れてくれます。
夏休みのような長期休暇がないと言う点でも日本の『保育園」と同じと考えて良いでしょう。
~Preschool~
“Preschool(プリスクール):イギリス/アメリカ”は3~5歳の子ども達を受け入れてくれる幼児教育施設で、日本の『幼稚園」と同じように、朝登園して昼過ぎ~14時頃に降園します。また、日本の幼稚園と同じで夏休みなどの長期休暇がありその間は施設もお休みとなります。
~Kinder Garden~
“Kinder Garden(キンダーガーデン)”はプレスクール(幼稚園)を終えた子ども達が通う教育機関で、小学校に上がる前1年間、日本で言うところの保育園や幼稚園の“年長さん”にあたる学年の子ども達が通う幼稚園になります。
“Kinder Garden(キンダーガーデン)”に限り年齢制限がはっきりと設けられており、年長さん(5~6歳)が対象の教育施設になります。
また、“Kinder Garden(キンダーガーデン)”からは義務教育となります。
~Primary school / Elementary school~
“Primary school(プライマリースクール):イギリス / Elementary school(エレメンタリースクール):アメリカ”は小学校を指します。
ちょっと特殊なのが、カナダ。
カナダはイギリス連邦の属していますが、割とアメリカに近いところに位置するためか口語ではアメリカ式の“Elementary school(エレメンタリースクール)”を使いますが、正式な書類などの場合にはイギリス式の“Primary school(プライマリースクール)”が使用されているそう。
~Middle school / Junior high school~
“Middle school(ミドルスクール):イギリス / Junior high school(ジュニアハイスクール):アメリカ”は中学校を指します。
同じ国内であっても地方によって呼び方は異なり、イギリスでは“Secondary school(セカンドスクール)と呼ばれたりもします。
また、アメリカでも最近はMiddle school(ミドルスクール)が主流になって来ているので地域の人がどちらを使っているのかを会話の中から拾って使い分けると良いと思います。
~Senior school / high school~
“Senior school(シニアハイスクール) / high school(ハイスクール)”は高校を指します。これはイギリスもアメリカも地域によって呼び方が異なります。
また、イギリスでは地域によって教育制度が異なり、年齢によってある地域では中学生になる人がある地域では高校生になるなどの違いが出てきます。イギリスでの最終義務教育は16歳まで。
それ以降は大学を受けるのか、または他の資格を取得するのかで進路が変わってきます。
~University~
“University(ユニバーシティ)”は大学を指します。
日本では大学という意味で“College(カレッジ)”という言葉も耳にすることがあると思います。
実はこの単語、イギリスでは『大学』のことではなく、日本で言うところの『専門学校』を指す単語なんです。
ただ、アメリカでは“大学”という意味でも使われるので注意が必要です。
頭の隅に入れておいて思い出してもらえると良いかと思います。
~おまけ~
小学校や中学校、高校などの前に下記のような単語をつけることによって【県立・公立・私立】を区別することが可能になります。
国によっては外国人の公立校への入学が出来ないこともあるので合わせてご紹介しておきます。
~県立~
Prefectural ○○school
(プリフェクチュラル ○○スクール)
~公立~
~Public ○○school~
(パブリック ○○スクール)
~私立~
Private ○○school
(プライベート ○○スクール)
今回は教育機関にまつわる英語をご紹介してきましたがどうでしたか?
イギリス国内でも地域によって違ったり、イギリスとアメリカで全く同じ呼び方の教育機関もあったりなんだかこんがらがってしまいそうですが、自身がどちらに留学/移住すのかで覚える単語を絞ると良いと思います。^^
それでは今回はこの辺で終わろうと思います。
また次の記事でお会いしましょう。