こんにちは!
本日は英語の慣用句(イディオム)について書きたいと思います。
私は留学中に、イディオムのレッスンがあって、このレッスンがとても好きでした!
日本では習ったことのないイディオムが多くて、新しいものを習うたびにワクワクしたのを覚えています。
実際は、こんなの使うの?とか、習ったイディオムを会話の中ですぐ使ったら、なんか恥ずかしいなと、使わないイディオムが多かったのですが、実際映画で聞いたり、ネイティブが使っているのを聞いて分かったりするととても嬉しかったです。
日本語の慣用句もたくさんあるように、英語のイディオムもとてもたくさんあります!
一気にすべてをご紹介できませんので、カテゴリーに分け少しずつご紹介していきますね。
初めに
英語のイディオムとは?
英語のイディオムとは、いくつかの単語から成る熟語のことで、それぞれの単語からは推測しにくい意味をもっています。
イディオムを使わなくても会話はできますが、英会話をする際に、相手が言った言葉が、イディオムだとわかっていないと意味を取り違えてしまうかもしれません。イディオムは日常会話でも頻繁に使われるため、自分で言うことがなくても、ある程度知っていることがとても大事です。
例えば今回のタイトルの「Raining cats and dogs」は「大雨、 土砂降り」を表すイディオムです。
「It’s raining cats and dogs!」を言いかえると、
・It’s raining buckets!(土砂降りだ!)
・It’s pouring (rain)!(大雨だ!)という形で表現できます。
もちろん、会話の中に「Raining cats and dogs」が出てきたからと言って、「猫や犬が降る」?とは考えませんよね。現実的にありえませんので、何かの比喩だとは想像がつくと思いますが、知らないとわからないものです。
Look at the rain out there! It’s raining cats and dogs.
外の雨を見て!土砂降りよ。
Don’t forget your umbrella: it’s raining cats and dogs outside!
傘を忘れないでね!外は大雨だよ!
こんな形で、日常会話の中によくでてきます。イディオムは意味を知ると楽しいものが多く、ぜひ楽しみながら学習してくださいね。
たくさんある中で、今回はイディオムの中でも「お天気にまつわるイディオム」をご紹介します。
under the weather
「体調がすぐれない、具合が悪い、気分が悪い」などの意味と「落ち込んでいる、悲しく感じる」といった意味があります。
ごめんなさい、今晩パーティに行けそうもないわ。体調が悪いから家にいたくて。
「feeling under the weather」は「feeling sick」「feeling not well」「feeling sad」などと同じニュアンスで使うことができます!
on cloud nine
「天にも昇る気持ち、とても幸せな、有頂天」という意味です。
彼はついに試験に合格したので、この上なく幸せでした。
直訳すると「9番目の雲に乗っている」です。なぜ9番目なのかははっきりされていませんが、いいことがあって、幸せすぎて空高く浮いている気分、というイメージです。
come rain or shine
どんな時も(雨の日も晴れの日も)
A: Are you coming to the year-end party tomorrow?
明日の忘年会来る?
B: Come rain or shine!
何があっても行くよ!
どんなことがあっても明日そこに行きます。
この表現は、お天気に関する以外のことにも使われ、その場合は「何があっても」「どんなことが起きても」という意味になります。
屋外でのイベントについて、案内書、ポスターなどに 「rain or shine」という添え書きがあるときは、「雨天決行」という意味です。
take a rain check
延期する(丁寧にお断りする場合にもつかえる)またの機会にする
またの機会にしてもらえませんか。
あなたもパーティに来る?
B: Thank you for asking, but I’ll take a rain check.
ありがとう、でもまたの機会にするよ。
rain on my parade
「あなたのパレード(行進)に雨を降らす」→「水を差す」、「台無しにする」幸せな気持ちに水を指すようなことを言われたり、言う時に使います。
水を差すようなことしないでよ!
誰かが楽しみにしていることに水を差したり、がっかりさせる様なことを言う時は、あらかじめ、
・Not to rain on your parade but~
・I don’t want to rain on your parade but~
・(楽しみにしているのに)がっかりさせちゃいけないんだけど~
・あなたのプラン(気分)を台無しにしたくないんだけど~
と前置きをして話を切り出します。
when it rains, it pours
降れば必ず土砂降りだ→ 悪いことは重なるものだ
雨が降るだけでも十分嫌なのに、土砂降りになって二重の災難ということで、日本語でいう「泣きっ面に蜂」のように使うことができます。しかし、「when it rains, it pours」の場合、、必ずしもマイナスなことだけに使われるというわけでもないんです。
幸運が何度も続いた時にも使われることがあります。
幸運続きの時には、「来るときは、一気に来るんだよね」といった感じのニュアンスになります。
save it for a rainy day
雨降りの日のために蓄える→お金などを将来必要な時のためにとっておくこと。「万が一に備えて」「いざという時の貯金」
お母さんからお小遣いをもらったのでいざという時のために貯金することにしました。
calm before the storm
嵐の前の静けさ
嵐の前の静けさだった。
every cloud has a silver lining
どんな雲も裏側は銀色に輝いている→どんな悪い状況でもどこかに希望がある
silver liningは直訳すると「銀の裏地」という意味ですが、「希望の光」という意味もあります。どんな雲にも銀の裏地がついている。ということで、どの雲の裏側にも太陽に照らされた明るい部分がある。どんな絶望の中にも必ず希望はある。という意味になります。
彼女は仕事を探すのにとても苦労しているので、苦しみの後には喜びが待っているよと言ってあげました。
以上、お天気にまつわるイディオムをご紹介しました。
次回は「食べ物」にまつわるイディオムをご紹介しますね!