こんにちは!英語学習は順調に進んでいますか?
今回はターゲットを中学生2年生の思春期のボーイズ&ガールズです。英語がわからないと悩み、そしてやさぐれるくらいなら、いっその事こっそりコツコツと勉強して周りに差をつけてみるのはどうでしょうか?英語が得意な中学生はモテるかもしれません。
冗談はさておき、そもそもインプットしたことがない単語がわからないのは当たり前。この課題を解決する最も簡単な方法、それは知っている英語の単語数を増やすことです。
さて、文部科学省の中等英語教育の到達目標によると、中学校段階の語彙数は1,500~1,600の単語と200〜300の慣用句または常用構文と言われております。
参考URL:http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/015/siryo/05120501/007/008.htm
年間365日で、3年間で約1000日ありますので、1日あたり1~2単語暗記するだけでマスターすることができます。また、中学校英語修了レベルに該当するのが英語検定3級。所謂英検3級は2100単語を覚えていることが想定されていることを考慮すると、実際は文部科学省から求められている単語数より500~600くらい多めに暗記する必要があります。
均してみれば、1年あたりで700単語を暗記しなければならないので、中学校2年の時点で約1400単語を覚えておけば周りに差をつけることができると考えます。
では、部活で忙しい中2の段階でどのように勉強すればいいのか?という疑問に答えていこうと思います。
①まずは身近なところから英語にしてみよう
acetaldehyde(アセトアルデヒド)やsecretory(分泌器官)など、いきなり高度な英単語を覚える必要性は一切ありません。むしろ一生涯使わない英単語の可能性があります。まずは身近なものを英語にしてみるのが良いでしょう。例えば、バスケットボール部に所属しているのであれば、
・break a rule(ルールを破る)
・injured(怪我をした)
・victory(優勝)
上記のようなバスケットボールに関係のある単語や熟語を調べてみるところから始まります。興味のある内容であれば、教科書の英単語よりも頭に入って来やすいはずです。また、下ネタやスラングから入って学んでみるのも悪いとは個人的に思っていません。いずれにせよ、身近で興味のあることを英語にしてみると単語数は伸びます。
②反意語を併せて調べてみよう
さきほどの単語や熟語をもとに考えてみましょう。上からそれぞれ反意語を調べて表現してみます。
・keep(observe) a rule(ルールを守る)
・heal(recovery)(回復する)
・defeat(敗北)
人間は暗記するときに、一方だけ覚えるのではなく、反意語もセットで覚えることにより、脳内で相互に関連付けを行い、ふとしたときに思い出しやすく整理をしています。そのため、常にセットで覚えることを忘れないようにしてください。
③ビートルズの歌を日本語に訳してみよう
身近な物事やその反意語だけでは物足りない!ということであれば、ビートルズの歌詞を日本語に翻訳してみましょう。受験英語では、一部ではなく、全体から意味を感じ取るように、と指導されますが、歌詞の翻訳では、各単語一つずつ辞書で調べてみましょう。
例えば、一度は聞いたことがあるはず、『Help』はご存知でしょうか? 下記歌詞をじっくりみてみましょう。
Help, I need somebody,
Help, not just anybody,
Help, you know I need someone,
Help.
・Help:助けるの命令形だから、「助けて」になる。
・Need:動詞用法で「必要である」
・Somebody:特定の誰か
・Not just :ただ〜というわけではない
・Anybody:不特定多数の中の誰か
・Know:知っている
Somebodyとanybodyの違いを理解することができますし、簡単に単語数を増やすことに成功しそうです。
ビートルズはあくまで一例なので、自分の好きなアーティストがいればその人の歌詞を翻訳してみると面白いですね。私が中学校の頃は、既に解散したエルレガーデンが流行しており、彼らの英語の曲を日本語訳にして楽しく勉強しておりました。
④自由作文を先生に提出してみよう
「あなたは旅行に行くなら北海道ですか?沖縄ですか?」というお題が出されて、英語で作文しなければならないとします。旅行が大好きな人であれば書きたいことで溢れるかもしれませんが、通常英語で回答するのは嫌になりそうです。
しかし、テーマは自由で、好きな内容を好きなだけ書いても良いと言われたらどうでしょうか?もしテレビゲームが好きであれば、「そのゲームが好きな理由」を英語で作文することになれば、伝えたいからこそ辞書を引いてでも作文したくなるはずです。書いて終わりではなく、英語の先生に提出して、添削してもらえば、正しい英語の表現を身につけることができ、更に単語が増えていきます。
私は決して難しいことを言っているわけではないことを読者の皆さんは理解して頂けたかと思います。やる気と体力がある中2の頃に少しばかり勉強に時間を割いてみるのはいかがでしょうか?まずは手元のスマートフォンに辞書アプリを入れてみるのが第一歩です!
輝かしい未来に向かって勉強する青年たちを応援します!