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英語学習にはどんな本がおすすめ?続けるためのコツは?

多読、音読など、英語学習に本がいいと聞くけれど、できる気がしない・・・。本を活用し、英語の力をつけるコツを知ろう!

1.英語学習と本

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英語学習に本がいいと言われる理由はいくつかあります。特に日本に住む人にとっての利点は、英語に触れる時間が増える、新しい単語や表現を知る機会が増える、ということでしょう。日常的に英語に触れられる特別な環境がある方は別として、日本に住む人は自分から知ろうとしない限り、英語に触れる機会は少ないです。使わない筋肉が衰えるように、英語も使わなければ忘れていきます。英語を使う機会のない人は自分で増やさなければ覚えたことも忘れてしまい、なかなか上達しません。そういうときに本が役に立ちます。通勤通学などの移動時間や数分の隙間時間でも読め、重ければ電子書籍を活用することもでき、音声を聞くことも可能になってきています。自分の興味のある内容を選んでおくと理解も習得も早くなります。単語だけを覚えるのではなく、物語として覚える方が、記憶にものこります。音読をすれば「読む聞く話す」、黙読でも「読む」力がつきます。そして、最大の利点は自分のペースで読めることです。学校のように授業という制限時間もなければ、わからないまま勝手にすすんでいくこともありません。自分が主体となって学習できることが英語学習に本を使う利点ではないでしょうか。

2.多読とオーディオブック

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多読のよさは、異なるシチュエーションで同じ単語に出会えることです。そうすると、単語を翻訳されたことばでではなく、概念として覚えることができるようになっていきます。文化もともに学ぶことができる、とも言うことができるかもしれません。例えば、りんごとappleは必ずしも同じものを指すとは限りません。日本でりんごと言えば、秋~冬に良く売られている直径10cmくらいの真っ赤なりんごをイメージする方が多いと思います。しかし、appleでは青りんご、しかも日本の姫りんごと呼ばれる小さなりんご位の大きさをイメージする人も世界にはいるのです。自分の身近なもの、もしくは経験をもとに人はことばを理解しようとしますが、育った環境が異なれば翻訳されたことばと本来のことばの概念が異なることもあります。「りんごのようなほっぺ」と言われると、真っ赤なほっぺを想像する人もいれば、りんごのようにまぁるいほっぺを想像する人もいるのです。多読によっていくつもの例に出会うことで、単語が示すものがはっきりしやすくなり、使い方がわかってくることもあります。
またオーディオブックを使うと、貴重なリスニング体験ができるようになります。ただし、読まれるペースで内容を理解できるようになるには読み込む練習が必要です。自分のペースで学ぶと続かない、という人は、オーディオブックのように休ませてくれない制限のある勉強法を選ぶこともできます。読まれるスピードに合わせてスピーキングの練習をし、内容理解よりもとにかく英語を話すことに集中する、そういう練習として本を使うこともできます。

3.英語学習に日本語の本?

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英語学習に日本語の本を読むというのは不思議な感じがする人も多いでしょう。しかし、日本語の本も英語学習の手助けをしてくれます。第一言語で理解できていないことばや概念を無理に外国語で習得すると、誤解の原因となります。特殊な環境で育った人をのぞき、第一言語の力を第二言語が超えることは、まずないと思っておいたほうがよいでしょう。翻訳された日本語の本を読んでから英語で書かれた原書を読む、もしくは読んだことのある日本の本で英語に翻訳されている本を読むと、辞書をひかずに単語を予想することができます。
なんとなく理解したまま進む、というのは、学校教育ではほとんどありませんが、実世界では必要なスキルの1つでもあります。わからない単語を逐一質問されてしまうと会話がすすみません。大切なのは、相手の伝えたい内容を理解することです。人の会話をさえぎり質問ばかりするより、相手の言った内容を自分の理解できることばで言い直し、確認するほうが賢明な場面もあります。言い直す表現力は、第一言語の力が役に立つことが多いです。外国語を学ぶと第一言語の力の必要性を感じる、という人もいます。本を読む習慣のない人はまず、英語より第一言語の本を読む週間をつけることから始めたほうがいいかもしれません。

4.本の選び方

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まずは自分のレベルより少し低めの本を選ぶことをおすすめします。難しい、と思ってしまうと本を避けてしまう原因となります。はじめは絵本でもかまいません。翻訳本も増えてきたため、以前に第一言語で読んだことのある本を選ぶ、観たことのある映画の原作を選ぶとよいでしょう。自分の楽しめそうな本、興味のある内容、図鑑でもかまいません。文字数の少ないもの、絵や挿絵の多いものからはじめ、徐々に難易度を上げていくほうがおすすめです。児童書には対象年齢が書かれているものもあるので、それを目安にする方法もあります。注意すべきは、あまりファンタジー色の強い題材は選ばないほうがいいでしょう。造語や、実際に使用する頻度の少ない単語を覚えるのは回り道になってしまいます。昔から読みつがれている有名な児童文学も、古すぎるものは表現が古く今は使わない単語が使われているところもあるため、注意が必要です。できるだけ現代向けのことばが使われた出版年数の新しいものを選びましょう。

単語だけではなく知識や追体験もできる本は、普段の生活も豊かにしてくれるかもしれません。さまざまなアイデアに触れ、思考力と発想の転換が得意になると、学習の楽しみ方もわかってくるかもしれません。本の特性を知り、英語学習を楽しみながら効率的にすすめていきましょう。

この記事を書いた人 kana
kana 世界の文化と言語オタク。観光地よりも、現地人と話すのが旅の目的。防犯対策はしてもしたりないと思っている小心者ですが、周囲に日本人と知られると危険と海外では現地人になりきり、基本的に1人で行動します。 留学は台湾、スペインに続きセブで3度目。海外旅行より滞在をして、じっくりデータを集めるのが好きです。

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