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英語学習に物語を使うとどのような効果があるの?教科書の文章と何がちがう?物語を活用して英語学習を効率的にすすめる方法を知ろう!

多読にもおすすめされることの多い物語。物語は英語学習にどのような効果があるのでしょうか。物語の特性を知り、英語学習をうまくすすめてみましょう。

1.物語の利点

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物語最大の特徴は、ストーリー性があることです。関連性のない単語を1つ1つ覚えるより、動物・国名・教科など、1括りにして覚えたほうが覚えやすいのと似ています。ストーリーや背景の内容が頭に入っていると、単語の予想がしやすく、辞書をひく回数が減ります。また何度も同じ単語が出てくることがあるため、単語に触れる機会を増やせ、暗記しようと意識しなくても覚えられることがあります。多読に物語がおすすめされる理由の1つには、英語に触れる機会が増える、ということがあります。
そしてもう1つ、物語には文化が色濃く反映されていることもあります。その国での身近な食べ物、国民性、服装、祭りなど、それぞれの国の考え方や教訓を知る、これも英語学習には重要なことです。英語で物語を読むと、言語だけでなく異文化理解の力も同時に伸ばすことができます。

2.教科書の文章と物語のちがい

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教科書の文章は長くても10ページほどだったり、物語の一部分だけ載っている、ということもあります。物語の一部分だけでは、内容は記憶にのこりにくいです。また教科書では環境問題など、学生にははじめて知る内容が多くあります。内容と英語の2つを同時に学べる、というのは効率的なのかもしれません。しかし見方を変えると、英語に加え内容も覚えなければならず、学習者の負担が増すともいえます。
一方で物語は、ページ数もさまざまで選択肢が多く、日本語で読んだことがあり内容が頭にのこっているものを選ぶと、英語のみに集中することができます。日本の人物について書かれたもの、日本の作家が書いたものがどのように翻訳されているかを知ることで、文化の違いや表現の仕方も学ぶことができます。自分のレベルや興味に合わせ、内容を選べるという選択肢の多さも物語ならではの魅力といえるかもしれません。自分には合わないと感じても、教科書は学ばなければなりませんが、物語は選びなおせるというのも学習者にとっては助かるようです。

3.物語の使い方

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物語はリーディング以外にも使用することができます。CDなどの音声付(オーディオブック)を使うとリスニングやスピーキング、音声に倣って話すシャドーイングの力も伸ばすことができます。音声がなくても音読は可能であり、ライティングにも使うことができます。物語の一部分を参考に動詞や単語を変えて文章を作ってみる、現在形で書かれているものをすべて過去形に書き直してみるなど、自分の力をつける練習にも役立ちます。
またおおまかな内容理解に徹し、わからない単語を読み飛ばしながら、何度も出てくるうちにこういう意味かもしれない、と予測を立てていく読み方もおすすめです。これは主に会話の際に役立ちます。相手の言っている内容を100パーセント理解できなくても、自分の知りえた情報から相手の意図することを予測し読み取る練習になるからです。ある程度内容が予測できるようになると、あとは相手に内容を確認するための質問ができれば会話は成立していきます。この単語は何?などと何度も聞き返したりすることは、物語を読む際にわからない単語ごとに辞書をひくのと同じようなものです。わからないことに注目しすぎると、肝心のわかった部分の内容を忘れてしまいかねません。わかったことを繋ぎ合わせ100%の正解ではなくこたえを導く、これは言語学習において大切なことかもしれません。

ありのままを理解する、予想する、応用する。表現方法に出会う、慣れる。物語が学び方を強制することは少ないです。自分の好きなように学ばせてくれる、これが物語の最大の魅力なのかもしれません。

この記事を書いた人 kana
kana 世界の文化と言語オタク。観光地よりも、現地人と話すのが旅の目的。防犯対策はしてもしたりないと思っている小心者ですが、周囲に日本人と知られると危険と海外では現地人になりきり、基本的に1人で行動します。 留学は台湾、スペインに続きセブで3度目。海外旅行より滞在をして、じっくりデータを集めるのが好きです。

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